TermuxはGoogle Playストアでは最新版が提供されていません。代わりにF-Droidからダウンロードします。

1. ブラウザでF-DroidのTermuxページを開きます
2. "Download APK"ボタンをタップしてアプリをダウンロード

ダウンロードが完了したら、APKファイルを開いてインストールを実行します。初めてF-Droidからアプリをインストールする場合、以下の手順が必要です:

1. 設定アプリを開く
2. 「セキュリティ」または「アプリと通知」を選択
3. 「不明なアプリのインストール」を許可
4. ダウンロードしたAPKファイルを再度開いてインストール

Termuxを初めて開いたら、まずパッケージリストを更新しましょう。以下のコマンドを入力します:

pkg update

更新が完了したら、以下のコマンドでアップグレード可能なパッケージをアップグレードします:

pkg upgrade -y

端末のストレージにアクセスできるようにするために、次のコマンドを実行します:

termux-setup-storage

このコマンドを実行すると、Androidの権限リクエストが表示されるので、「許可」をタップしてください。これにより、Termuxからダウンロードやドキュメントディレクトリにアクセスできるようになります。

Termuxでは、以下の簡単なコマンドでPythonをインストールできます:

pkg install python -y

インストールが完了したら、バージョンを確認して正しくインストールされたか確認しましょう:

python --version

Pythonにはpipというパッケージ管理ツールが付属しています。これを使って様々なライブラリをインストールできます。

1. まずpipを最新版にアップグレード:

python -m pip install --upgrade pip

2. ライブラリをインストール（例: requestsライブラリ）:

pip install requests

3. インストールしたライブラリを確認:

pip list

1. まず、Pythonファイルがあるディレクトリに移動します。例えばダウンロードフォルダの場合:

cd /storage/emulated/0/Download 

2. ファイルを実行:

python ファイル名.py

3. 実行権限を付与して直接実行したい場合:

chmod +x ファイル名.py
./ファイル名.py

プロジェクトごとに独立したPython環境を作成できます。

1. virtualenvをインストール:

2. 仮想環境を作成:

3. 仮想環境をアクティベート:

source myenv/bin/activate

4. 仮想環境を終了:

deactivate

Termux上でコードを書くためのエディタをいくつか紹介します。

nano (シンプルなエディタ):

pkg install nano
nano ファイル名.py

vim (高機能エディタ):

pkg install vim
vim ファイル名.py

code-server (VS Codeをブラウザで):

pkg install curl
curl -fsSL https://code-server.dev/install.sh | sh
code-server

code-serverを起動後、ブラウザでlocalhost:8080にアクセスするとVS Codeが使えます。

1. IPython (対話型シェルの強化版):

pip install ipython
ipython

2. Jupyter Notebook:

pip install jupyter
jupyter notebook

3. コードフォーマッター (black):

pip install black
black ファイル名.py

問題1: コマンドが見つからない

解決策: パッケージリストを更新してから再試行

pkg update
pkg upgrade

問題2: pipでパッケージインストール時にエラー

解決策: pipをアップグレード

pip install --upgrade pip

問題3: ストレージにアクセスできない

解決策: 再度ストレージ許可を実行

termux-setup-storage